【第90 春の選抜高校野球 慶応高校観戦日記】

KYH 関西三田会 上田記

 

慶應高校 7回裏に逆転するも、8回表に生井投手が高内主将に痛恨の逆転3ランを

浴び 彦根東に4-3で惜敗!!

 

90回記念選抜高校野球の第6日目の第1試合、9年ぶり9回目で登場した慶応高校ナイン、初戦の相手は滋賀3校の内の滋賀県立彦根東高校、両校とも創立140年以上を誇る伝統の英才校対決、1塁側アルプススタンドは真っ赤に埋め尽くされていました。

一方、3塁側アルプススタンドは、開門前から多くの塾校OBはじめ、赤と青のいわゆる慶応カラーのメガホンを両手に持ったOB、慶応ファンが全国各地から駆けつけ、3塁側

アルプス側応援席は、多くの慶応ファンで埋め尽くされ、満員御礼の活況でした。

 

試合ですが、序盤は、試合前の下馬評どおり、彦根東の増居、慶応の生井の両左腕投手の投げ合いで、両校とも四球等でランナーは出すものの、打線に決め手を欠き、攻め切れないまま中盤を迎えました。

無得点のままで迎えた6回表、先取点をもぎ取ったのは彦根東。好守備で何とか1点で凌ぎ、ラッキーセブンの7回裏、相手ミスにも乗じ、それまで2打席三振だった善波捕手が逆転左中間2塁打を放ち、2-1と逆転、これで試合の流れは完全に慶応に移ったと思った矢先の出来事でした。

8回表、彦根東の主将、高内捕手に内角球を見事にとらえられ、何と慶應応援団が陣取る3塁黄色のポール際、ぎりぎりに痛恨の3ランを浴び、逆転されました。まさか、まさかのホームランで、一瞬、何が起こったのか、目の前のレフトスタンドまでふらふらと飛び込んできたボールに、球場の観客も正直、目が点になり、唖然。あれよあれよという間に

次々とランナーが本塁に帰り、スコアボードには3点が点灯し、現実のものとなりました。

 逆転された直後の8回裏、タイムリー2塁打で1点差にまで詰め寄ったものの、9回代打の廣瀬が三振に倒れ、万事休す、再逆転は出来ず、惜敗でした。

 

 総評として、両校とも屈指の左腕投手を擁し、似通ったチームカラーでしたが、ここぞというところでのタイムリーヒット、鉄壁のはずの内野の守備のほころびが勝敗を分けたように思います。生井投手は11安打を浴びましたがベストピッチ、打線も四球を手がかりに善戦したものの、あと一歩及びませんでした。打撃に関して言えば、早撃ちせずに、

もっと球種を確かめながらじっくりと攻めて、相手投手にもっと投げさせても良かったように感じました。

 夏の高校野球大会に向け、是非リベンジしてもらいたいと思います。

生井投手には、是非、慶応義塾大学の野球部で活躍してもらいたいです。

 がんばれ塾校 ! 90回センバツ出場 オフィシャル応援ブック

  第6日 阪神甲子園球場 3塁アルプス席券(出場校専用)

 

    早朝、開門前から駆けつけた慶應ファンの長蛇の列

 

KYH関西三田会応援団 (50年卒本田、48年卒松森、48年卒八木田)

 

 

 

   3塁側アルプススタンド 横断幕 陸の王者 慶応義塾

 

     中には、こんなTシャツを着た応援ファンも

 

   7回裏には、NHKからの取材を受ける塾校OBのシーンも

 

7回裏 慶応逆転直後、「若き血」を歌って盛り上る3塁側アルプス席

 

 

 

 ゲームセット!! 残念

 

  センターバックスクリーンのスコアボード 最終

 

 

 

 

 3塁側アルプススタンドに向かって、慶応ナインから応援の御礼