2019518

第六号議案      

 山小屋検討委員会

山小屋の今後の取り扱いについて

 

山小屋検討委員会を発足し、会員の意見や要望の聞き取り、関係先の訪問など一年間活動を行いました。

その結果、慶應義塾大学ユースホステルクラブ三田会(以下,「KYH三田会」という)は、将来的に山小屋を所有しないこととし、第三者に譲渡することを今後の検討課題としますので、ご承認お願いいたします。

 

◆山小屋の現況

土地建物

所在地 群馬県利根郡みなかみ町藤原字奈倉3824番地6

土地 695㎡(固定資産税評価額4,893円)昭和431120日 登記

建物 72㎡(固定資産税評価額805,489円)昭和451025日 新築

立  地

山小屋は宝台樹スキー場ゲレンデの山林に囲まれた、公道から300mに建つ

武尊山観光開発がスキー場・キャンプ場を運営管理しており、スキー場を含め周辺一帯の土地はみなかみ町が所有者となっている

インフラ

整備状況

山水を引いた水道のみが利用でき、電気は不通となっている

トイレ設備は無く公道の横にある駐車場のトイレを借用している

建物の老朽化

築年数49年となり老朽化が進み、維持のため修繕費支出が増加している

 

1 少ない山小屋の利用者

近年、山小屋の利用者は年一回実施する山小屋整備合宿の参加者が10人前後、その他2人程が不定期に利用しており、一年間では10数人程に留まっています

2 減少するKYH三田会の会員数

KYH三田会は連合三田会の登録団体ですが、慶應義塾大学ユースホステルクラブは既に公認学生団体から外れ部室も返上し、最後の現役2名もこの3月に卒業しました

このことから、KYH三田会の会員数は今後減少して行くことになります

3 維持するための修繕費の増加

 日常の山小屋管理費は固定資産税と火災保険料等で年間3万円程度です

修繕費は過去10年で280万円程支出しましたが、今後更に増加が予想されます

現在のKYH三田会の現預金残高は約260万円、別途山小屋積立金が136万円程あります

 

◆KYH三田会会員のおもな意見・要望について

 現役が利用していない現状を考えれば、もはや、我々OBがノスタルジアに浸るまでも無いので、

経済合理性を第一に判断すればよい

 1年間に山小屋整備合宿も含め、10数人しか行かないなら、不要と考えざるを得ない

 利用者がいない山小屋に数年ごとに多額の修繕費を支出することに意味が無い

  将来に向け負の遺産として、山小屋を残してはならない

  山小屋の建物を放置し朽ちた状態のまま、周辺住民等に迷惑をかけることは避けたい

 

今後の取り扱いについて

第三者に譲渡する件を山小屋検討委員会にご一任いただきたくお願いいたします

具体的なご案内をKYH OB WEBに掲載いたします